脱脂・焼結を一体化させた製造工程と、卓越した焼結技術で、当社は高寸法精度の製品を安定して生み出しています。工程を一つ減らすことで、寸法精度は高くなり、リードタイムも短縮。脱脂工程と焼結工程を別にしているMIMメーカーが多い中、脱脂・焼結を連続でできる炉を持っていることは当社の強みです。また、グループ会社の協力のもと、成形品一つひとつに合わせた独自の焼結方法を確立。この卓越した焼結技術によって、安定した品質を保つことができています。
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まずは、ステンレスの微粉と、バインダー(樹脂・ワックス)を独自の配合でブレンドして原料を作成します。この独自の配合比率が、成形品の精度を高める重要なポイントの一つです。また、当社では、加圧機によって加圧しながら原料を練り込んでいく、独自の混合方法を行っています。 |
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混練(こんねり)した原料を造粒機で押し出しながら、均等な大きさの粒にしていきます(ペレット化)。粒が不均等だと射出成形する際に、原料が溶けにくくなる恐れがあります。 |
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ペレット化した原料を射出成形機に投入します。原料を200℃前後の高温で溶かしてから、金属部品の型となる金型に流し込み成形。できあがった成形品は「グリーン体」と呼ばれます。 |
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金型設計・制作もお客様と詳細仕様を決定し短納期でご対応可能です。 |
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真空脱脂焼結炉に成形品を入れ、脱脂・焼結、まず、熱でバインダーを飛ばします(脱脂)。炉の中を真空にすることで、バインダーが抜けやすくなります。その後、さらに炉の温度を上げ、焼結します。 |
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焼結後、加工を必要としない製品は検査工程へ回し、メッキなどの加工を必要とする製品については加工を行います。ネジ穴、リーマ、プレス、ショットブラスト(ガラスを吹きつけ、表面をきれいにする加工)などの加工については、自社工場内で対応しています。 |
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お客様の仕様により各種メッキ・熱処理もご対応可能です。 |
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製品完成後、強度、硬度、寸法精度などを測定。お客様と共に設定した管理項目に従い、品質を検査していきます。また、外観見本に照らし合わせて、外観の精度を目視検査し、メッキなどの加工を施した製品については全数検査を実施。 |
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